まだまだギリシャ問題にゆれるユーロ

目が離せない!またまたギリシャ

先週末に『ユーロ圏、ギリシャの資金調達を支援』というニュースが飛び込んできて、月曜日の外国為替市場では、ユーロが対ドルでギャップを開ける形で強含んでオープンしました。

 

実際のニュースの内容は、3月25日のEU首脳会議でユーロ圏16カ国とIMFが2:1の割合で支援するといった合意をしていたのですが、具体策の発表がなくギリシャの信用不安が沈静化しなかったため、ユーロ圏の財務大臣が電話会議で具体策を決めたというもので、ユーロ圏16カ国で2010年だけで最大300億ユーロ、IMFと合わせて450億ユーロの資金を3年間低利融資するという内容です。

 

EU首脳会議のあとも、しばらく具体策の発表がなかったことで、ギリシャの信用スプレッドは拡大。先週までに5年のCDSは300bpから450bpまで拡大、また10年国債のドイツ国債に対する上乗せ幅も450bp、2年債に至っては700bp程度にまで拡大してしまいました。さらに、4月9日金曜日にはフィッチ・レーティングスがBBB+からBBB-に格下げするなど、EU/ECBに対して速やかな具体策の発表を催促するような相場になっていました。

 

新聞報道によると、ユーロ圏のギリシャに対する貸出金利は期間3年の場合、現在の市場動向では5%程度ということですので、3年ドイツ国債に対する上乗せ幅は350bp程度。この発表のあと、4月12日のCDS市場では5年ギリシャは370bp程度でしたので、支援を織り込んでもこの程度のスプレッドということですね。

 

さて、この支援額はギリシャの財政の規模に対してどのくらいものかというと、2009年12月31日現在のギリシャの債務残高は2985億ユーロ、各年毎の償還額は以下の通り、

http://mpse.jp/tkymail/c.p?72c2b5I1gGX

 

2010年で270億ユーロ、2011年は260億ユーロ、2012年310億ユーロ、そして2013年も260億ユーロ強の償還が続きます。今年だけで450億ユーロの金融支援が得られるのであれば、たとえ借り換えが順調に行かなくても、当面の国債のデフォルトは回避することは可能ですね。

 

2008年の数字ですが、ギリシャのGDPは2430億ユーロ、中央政府の税収を含む歳入およそ600億ユーロ、そして歳出は720億ユーロという状況でした。3000億ユーロの債務(GDPの120%強)で平均調達金利が5%になった場合、150億ユーロは利払いに消えてしまいます。相当厳しい増税と歳出カットを行わないと、3年後までにユーロ圏の求める健全な財政レベルを達成するのは至難の業ですね。

 

ちなみにEURO統合基準は財政赤字GDP比3%、公的債務残高GDP比60%ですから、債務は1500億ユーロと半減、財政赤字も75億ユーロにまで落とさなければなりませんが、これは神風が吹かないと無理です。

 

とにかく、ギリシャ支援の具体策が発表されて、当面のデフォルト不安が無くなりましたから、ユーロを売り込んでいた向きは買い戻しを余儀なくされているというのが現在の状況ですね。ただし、この支援だけでギリシャが完全復活するわけではなく、むしろ支援国の要求する信用スプレッドがかなり広いことで、市場でのスプレッドもワイドな水準で当面は固定化されてしまうでしょうから、ギリシャにとっては厳しい情勢が続くことには違いありません。まだまだ目が離せない状況です。FX投資家は必ず確認したいですね。

 

ちょっと一息ランダムトーク

一日中デスクでパソコンとにらめっこというワークスタイルが珍しくない今日この頃、腰痛や肩こりに悩む人は多いのではないでしょうか。一応物書きのはしくれである筆者も、一日に8時間以上パソコンに向かい、1万文字くらいの原稿を書く毎日で、肩やひじに慢性の疲労がたまるようになり、ひどい時はキーボードをたたくだけで鈍痛が走るようになってしまいました。

 

しかしライターとなって4年、いろいろ試行錯誤を繰り返した結果、現在は症状もかなり軽くなり、何時間でも作業を継続できるようになりました。長時間デスクワークをされる方のために、今日は筆者の工夫についてお話したいと思います。

 

まず重要となってくるのがパソコンのディスプレイの位置。ノートパソコンをお使いの方は特に注意していただきたいのですが、そのままではどうしても目線が下向きになり、首を前に突き出してディスプレイを覗き込むような姿勢になってしまいます。

 

この姿勢では重い頭を支える首に負担がかかり、肩こりの原因となってしまいます。筆者もノートパソコンを使っていますが、パソコンの下に台を置き、ディスプレイの位置がちょうど目の高さになるように調節しています。またノートパソコンのキーボードは打ちづらいので、外付けのUSBキーボードを接続して使っています。

 

次に気をつけていただきたいのがマウスです。マウスが快適に操作できるかどうかで、手首からひじにかけての疲労度が大きく変わってきます。自分の手にフィットしたエルゴノミックデザインで、反応の良いレーザー方式のものを選択するといいでしょう。

 

筆者も一時は手首を持ち上げられないほどの痛みを抱えていましたが、いろいろと試行錯誤した結果、トラックボールを使用するようになって症状が劇的に改善しました。親指でボールをくるくると回してポインタを動かし、人差し指と中指でボタンを操作するのですが、マウス自体を動かす必要がないので手首やひじの負担を軽減することができますし、マウスパッドがいらないのでデスクを広く使うことができます。最初は扱いにくいですが、慣れればマウスより正確に素早く動かせるようになります。

 

そして最も重要といっても過言でないのが椅子です。筆者も最初のうちは見た目重視で、革張りのハイバックチェアに座っていたのですが、ひじ掛けやランバーサポートなどのアジャストができないうえ、通気性が悪いので夏場はお尻が蒸れてどうしようもなく、すぐに我慢が出来なくなりました。

 

次に手を出したのが、通販でお手頃価格だったメッシュチェア。この椅子はつい先日まで使用しており、全体的には悪くなかったのですが、背もたれのカーブが背骨に合っていない、ひじ掛けの高さが調節できないといった不満があり、思い切って高機能な椅子を購入することにしました。

 

高機能チェアの代表格といえば、アーロンチェアですが、ヘッドレストがつかないのが難点。筆者は執筆の合間に椅子に座ったまま昼寝をすることが多いので、ヘッドレストは必需品です。

 

あちこちの家具店やショールームを回っていろいろ試した末、大手家具メーカの「コンテッサ」という椅子を購入しました。ジウジアーロ・デザインでカッコよく、ひじ掛けやランバーサポート、ヘッドレストなどの可動域の広さは特筆ものです。決して安い買い物ではありませんでしたが、快適な仕事環境と健康には代えられません。

 

良いトレードをするにはまず相場に集中することが重要となってきます。皆様も、一度身体の負担になっている要因がないか、周囲を見回してみてはいかがでしょうか?

 

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昨日のドル円相場は、米新規失業保険申請件数の悪化や欧州の信用不安を嫌気したNYダウの下落を受けてリスク回避に伴う円買いが進みました。その後もクオモNY州司法長官が米銀行大手バンク・オブ・アメリカのルイス前CEOらを起訴すると発表したことを受けて、NYダウの下げ幅が拡大したこと等から、ドル円相場は88円台半ばまで値を崩しました。

本日の海外市場で注目される米雇用統計は、新規失業保険申請件数や企業景況感指数を構成する雇用指数が改善傾向にあることで、市場では非農業部門雇用者数(NFP)が増加し雇用環境が回復すると見通しています。

昨日の円全面高により悪材料は解消された可能性もありますが、指標の結果次第では相場が大きく動くことが予想されます。また、経済指標のみならず要人発言により相場の動向を左右することもございますのでご注意ください。